2022年8月11日木曜日

【研修記録】第69回全国中学校理科教育研究会三重大会へ参加しました

  8月9日、10日に「第69回全国中学校理科教育研究会三重大会」参加してきました。

 一昨年の福岡大会は新型コロナウィル感染拡大防止の観点から紙面での発表、昨年の広島大会は、同様の理由から、オンラインでの開催となり、現地での開催は2年ぶりでした。当日は、感染症対策をしっかりと行った上、しっかりと学ばせてもらいました。

(詳細は、ここをクリック

 まずは初日の9日。

 役員会、理事会、ブロック会議がありました。全国の会長さん、事務局長さん、全中理の役員の方々と様々な情報交換ができました。


(理事会会場の様子。実行委員長さんの計らいで、出されたお茶が四日市名物のかぶせ茶でした。)

(会場にかざられた案内板)

 そして、その後、昼食を挟んで、開会式、文部科学省講演と続きました。今回、開会式は、表彰があったため、前の席という特別な席に座らせていただき、ありがたかったです。


(昨年度の大会実行委員長が報告を行っている写真)

 そして、文科省講演がありました。ものすごくわかりやすくて、なるほどと改めて自分のなかで整理ができました。

 この講話の中でいくつかキーワードとなることがあったのですが

・資質・能力

・主体的・対話的で深い学び

・観点別学習状況の評価

・個別最適な学びと協働的な学び

・GIGAスクール構想

・1人1台端末

これって、いろいろ聞く話であって、どうしても私たちは、「全部やらないと」と焦ってしまうのですが、意外と話はシンプルで


 これらのことは、全て「見方・考え方」⇒「どのような資質能力をつけていくのか」へつながっているということです。

(評価についての課題のついて示されたスライド)

 これらがどれくらい達成されているかを知るための評価であって、評価をするための授業になっていませんかという呼びかけは確かにと感じました。

 

(各学年で主に重視する学習過程の例)


 また、学習指導要領でも示されている、理科で育成を目指す資質・能力が整理して示され、なるほどと、要点がかなりわかった気がしました。

 これらを総合して、「生徒にどのような資質・能力をつけるのか」指導と評価計画をしっかり考えないとと改めて思いました。


 そんなこんなで1日目が終了しました。

 2日目の10日。この日は、分科会からスタートでした。4つある分科会から、「実験・観察」に参加させていただきました。選んだ理由は知っている先生が発表されるということと、同じ中四国の方が発表されるという理由です。

 分科会、さすがの高いレベルでした。きちんと目的をもって研究をされていること、狙いが明確であること、実践が「そうか、その手があったか」というものがたくさんありました。その中で、使えるなと思えたものは

・スプレッドシートで共有をかければ、データの共有ができ、グラフも書ける。

 ⇒全体での実験結果のグラフが書ける。

(発表の中では、金属の酸化比の理想と実際の実験結果を両方示せる違いの例があって、実験結果でも比例はするが、だんだんかけ離れていくのが分かりやすかったです。)


・密度と濃度の粒子論の部分で、1年生でつけさせたい力をしっかり念頭に入れると、生徒が興味をもって行え、また、生徒の既習事実、何が分かって、何がわかていないかの整理って大事だなと思いました。

・宇宙の単元で、月や金星の位置関係を理解するのに、ICTを使って見える視点を宇宙と地上でわけて考えさせるのはよいな。

など、夏休みかけから使えるアイディアが満載でした。

 そして、昼食をはさんでお昼休み。展示ブースを回りました。今回はリアルでの対面形式ということで、実際に体験したりできたのは面白かったです。

 特に、ナリカさんの「アースボール」は値段3600円で単純に「スゲー」と思いました。

地球儀にARアプリの入ったタブレットをかざすと、その地域の天気や宇宙からみた明るさ、社会なら国旗などが浮かび上がり、宇宙単元や、天気単元でつかるじゃん!というアイディアが浮かびます。



 その他にも、「第1回教材開発コンテスト」の受賞作は、日ごろの授業にちょっとした工夫で、面白いものがたくさんありました。来年応募したいなと思いわせてくれるものがたくさんでした。


(二次元から三次元に現象を示すペーパークラフト)

(目での見え方の構造を示す作品)
(月と金星と太陽の関係を示す作品)
(元素記号のカード)
(微生物神経衰弱。生徒は盛り上がると思います。)
(化石のレプリカを作る作品。一番感動しました。)


 また、昨年、事務局長をしていた関係で、縁ができた「プラスチック工業連盟」さんや「啓林館」さんなども回らせていただき、よい時間を過ごすことができました。

 そして、記念講演。「(株)井村屋グループ 代表取締役会長 浅 田 剛 夫 様」による講演は、とにかく、企業理念がすごい。80歳を前にして、「あずきバー」をグローバル化することや(海外のコストコが一斉に商品を置けるので狙いらしいです)、実は「あずきばー」の味はちょっとずつ変わっていること(これは私たちの生活スタイルに関係しているとのこと)、常に何かを見据えて企業理念は変えずに行っていることは、自分たちの考えに刺激を与えてくれました。
(明日食べるあずきバーも味は実は変わっているかもしれません。)


(2枚目の写真は、井村屋の新作。会場で無料配布されました。コロナのなかで、気軽にリラックスできるものをということで開発されたそうです。)

 閉会式では、来年の「東京大会」の案内がありました。

 コロナも収まり、多くの人が集まれる、そんな大会になればと思います。

 コロナが心配されましたが、やはり対面で行う、人々の熱量を感じながらの研究大会は非常に勉強になりました。これを夏休み以降、自分の所属する地域の教員に還元できればと思います。

2022年7月26日火曜日

【夏休み】夏季休業中に教員がしていること

  長い夏休みが始まりました。この期間にやることは何か上げていくと・・・。

【決まっていること】 

 ・三者懇談(生徒と保護者で4月からを振り返ります。)

 ・小中連携(小学校と中学校で情報交換を行う会。)

 ・センターでの研修(今年は情報教育担当のため、情報の研修があります。教員の年次によっては、初任者研修、2年次研修などがあります。)

 ・市内の研修会2つ(教科の研修(もちろん理科)ともう一つ情報の会の研修)

 ・メンタルヘルス研修会(校内でメンタルヘルスの研修をします。)

 ・部会、学校運営会議

 ・部活動指導(熱中症対策もあり、規定が厳しくなりましや。)

 ・野外活動の下見、説明会の準備、教育委員会に提出する書類の準備

 ・修学旅行の業者選定

 ・補講(普段対応できない生徒への対応)

 ・備品チェック(税金で買わせていただいているので、これは重要です。)


 上記は、夏休み中にすることは決まっています。もう終わったものもありますが、意外と忙しいのです。そして、この合間をぬってやっておくべきことは・・・


 ・新学期に向けての授業作成(プリント、授業案等)

 *HPも充実させたいと思います。

 ・時間割の作成(担当だからできるところまでやらないといけないのです。)

 ・試験の作成(こういう時にやっておかないと時間がない。)

 ・理科薬品管理チェック(定期検査を劇物毒物はやる必要があります。)

 ・理科消耗品のチェック(今後の授業に向けて必要なものは買っておく)

 

 そして、楽しみにしているのは「全国中学校理科教育研究大会三重大会」への参加です。ここで久しぶりに全国の先生とお会いできるのを楽しみにしています。

 さて、上記のことができるか。自分との戦いが始まります。

2022年7月17日日曜日

夏休みの課題何する?

 久々の投稿です。

いよいよ、夏休みのが始まります。

なんとか、このホームページも整理して、そして、充実しようと思う今日この頃です。

さて、部活の試合の関係で、土日も勤務で、二十連勤というハードな6月7月でしたか、なんとか昨日から休みをもらってます。昨日、今日の休みが終われば、2日学校でそして夏休みに入ります。


夏休みといえば、課題をどうするかがありますが、今年は鍛刀している、一年生、二年生、こんな感じでやってみました。

◯共通課題

・科学研究をドキュメントで作成、classroomで提出

◯一年生

・好きな動植物を調べてまとめる

◯二年生

・みんなで周期表を作ろう。


今年は、タブレット端末を持ち帰るということで、科学研究をドキュメントで作成するようにしてみました。とりあえず、やり方の流れみたいな資料をclassroomにアップして、自分で写真を撮ったり、調べたりして、自由にやるように指示しました。

作品として、街の審査会に出品できそうなものはデータを取り出し、プリントアウトする予定です。

一年生は、絵が得意な生徒も多いので、動植物を好きなものを調べて手書きでやらせてみます。

二年生は、自分の出席番号と抽選で当たった番号の原子番号の元素を調べてスライドにまとめて提出ということで、全員で学年の周期表を作ろうをやってみました。

昔はよく、プリントを刷って、過去問とかもやってたのですが、ありがたいことに、いまはいろんなサイトとか、うちの街の教育委員会が復習ソフトとかをある会社と締結してくれて、自由に使えるので、やる生徒はやるし、特にないかなと。

何はともあれ、約一ヶ月、自分も含めて、充実した日々を送りたいものです。

2022年6月20日月曜日

【ICT】ICT×理科 そのこころは?

  ICTを使って、どのように理科の授業を行っていけばよいかというのが、他行の先生と話をしていて議論になりました。

 個人的に考えるICTと理科の関係性は以下の通りです。

(HPの授業案も以下を基本に作っています。)

(1)あくまでICTは授業のツールであって理科の本質を見失ってはいけない。

 「一人一台タブレット端末」だけが普及し、どうしても「つかわせなきゃ」という思いだけが先行し、また、本屋に行けばICT関連の本がたくさんありますが、こうなると「使う」が目的になり、「使った」だけの満足感になり、本来理科でつけるべき力が見失いがちです。

 単元ないし、その授業の目標をしっかりと見極め、課題の精査や、評価をしっかりと考えた上で、「この場面でICT使うと効果的だよね」を考えていくようにしています。


(2)ICTは今までのものの代替えである。

 例えば、今までのもので置き換えると

・資料を配布する → classroomで一斉配布。

・ホワイトボードでアイディアをまとめる → ジャムボードで掲示

ジャムボードについてはこちら

https://edu.google.com/intl/ALL_jp/jamboard/


・時系列変化をカメラやビデオでとる → タブレットカメラで連写ができる。

*瞬間の速さやストロボカメラの代わりに使用したこともあります。性能が良ければ、音の高さによる振動のちがいにも使用できます。


・空間認知の必要な地層、天気などの模型 → グーグルアースで代用

・植物や動物など調べ(資料集から)→ ネットやグーグルレンズを活用

これくらいの認識でいいのだと思います。


じゃあどんな場面で使えるのかをまとめると

①課題把握

(わからない用語を調べる、課題の不明瞭な点を調べる)

(google classroomに課題を掲示、資料を掲示)

②仮説

(ジャムボードで話し合い、ネットで調べ学習、)

③実験・観察・検証

(実験方法を調べる、カメラで実験の様子を残す、カメラの機能で変化を記録する、動画で動きを記録する、グーグルアースで実際の地形を調べる、グーグルアースで上空→2Dで地上の様子に切り替える)

④結果

(ジャムボードにまとめる、数値があるものは計算アプリでグラフ化、googledriveの共有フォルダに入れて、動画や写真を共有化していく)

⑤考察

(ジャムボードにまとめるて発表、スライドを共有化してレポートとしてclassroomで提出、googledriveの共有フォルダに入れて、動画や写真を共有化たものを全体で活用)

⑥まとめ

ジャムボードにまとめるて発表、スライドを共有化してレポートとしてclassroomで提出、googledriveの共有フォルダに入れて、動画や写真を共有化たものを全体で活用)

⑦振り返り

(classroomで課題に対するコメントを書く。レポートをまとめ、自分で保存しておく。)

思いつくのはこんなところでしょうか。単元によって、アプリやサイトの活用は様々ありそうです。



【最後にPISAの調査より】

https://www.nier.go.jp/kokusai/pisa/pdf/2022/01_point.pd

国の教育を比較するの一環として,PISA(Programme for International Student Assessment : ピザ)と呼ばれる国際的な学習到達度に関する 調査を実施しています。文科省と国立教育政策研究所の共同発表したものの結果に以下のような文言がありました。


”日本,OECD 平均ともに,学校外でのインターネットの利用時間が 4 時間以上になると,3 分野と もに平均得点が低下。一方,4 時間未満の利用について見ると,日本は 30 分以上 4 時間未満利用す る生徒の 3 分野の平均得点はほとんど差がないが,OECD 平均は利用する時間が長いほど平均得点 は高くなる傾向がある。”


つまり、使いすぎるのものよくないということではないでしょうか。

生徒の状況に応じで、「ここで使おう」そうするのが一番なのかもしれません。


2022年6月14日火曜日

【実践記録】テストの返却

 本日はどのクラスもテストの返却作業でした。


個人的にテストで気を付けていること

①○は解答用紙の(1)や(2)などの上に○をつける

 ⇒昔は適当な場所に○をしていたが、採点ミスをしやすかったことと、生徒の文字に被らなくなること、この2点があるのでそうしています。

②同じく誤答は(1)や(2)などの上に/を入れる。

 ⇒上記と同じ理由で誤答とわかるようにしています。

③無回答は(1)や(2)などの上に×を入れる

 ⇒返却後、無回答の空欄に後から解答を入れてあたかもあっていたかのように持ってこられることの防止。ここは元から無回答であったという証拠を残すため。

④平均点は取っていないという。

⇒人数も少なく、両極化しているため平均点はあてにならないと生徒へ伝えています。

⑤△は解説を入れておく。

⇒あとから個人的に説明するのも大変なので、△にした解答には「○○が足りない」「○○だけでは不十分」などとコメントを書いておきます。

⑥漢字間違いは正しい漢字や、違いうところに波線などを入れておく。

⇒意外とわかっていない生徒が多いので、はっきりと赤で書いて渡します。

⑦模範解答は渡す

⇒外部に出て恥ずかしい問題や、困る解答を作成しないようにしようということで、自信をもって外部に出しても大丈夫というくらい気を使ったテストを作成しているので、模範解答は生徒に渡しています。(生徒にわたるので、絶対に大丈夫と自信が言えるようにテストを作るという自分にプレッシャーをかける意味合いもあります。)


*ちなみに、塾が学校の定期試験の過去問を売るということをやっているという情報を聞きましたが、本当に腹立たしいなと思っています。

2022年6月13日月曜日

【実践記録】6月13日 2年生 物質(エネルギー) 4章 化学変化と物質の質量

 【実践記録】6月13日

2年生 物質(エネルギー) 4章 化学変化と物質の質量


課題:なぜ銅:酸素=4:1、マグネシウム:酸素=3:2になるか。

これをグループ学習で、タブレットで調べて、自分たちでまとめる。

教科書では、原子量(原子の相対的な質量)で説明しているけど、酸素が16としてしか触れていないので、その比から銅は16の4倍で64となっているけど、根本的に銅は64、酸素は16だから、64:16、マグネシウムは24だから、24:16を理解させて比を求めさせるところに意味があると考える。

内容は高校化学なんだけど、ちょっと教科書の説明が腑に落ちなかったので、自力で調べて納得できるかやらせてみた。

説明するのは簡単だけど、調べるのって大事だなと感じた。時間がかかるので、残りは宿題で調べてくるように指示。

「主体的に学習に取り組む態度」として、評価する。


2022年6月12日日曜日

【初投稿】中学校理科「主体的に学習に取り組む態度」の学習評価完全ガイドブックの紹介

 【初投稿】

とりあえず、ホームページを作って、一緒に実践記録なんかもできたらいいなと思っています。


さて、初投稿が広告で申し訳ないのですが、「中学校理科「主体的に学習に取り組む態度」の学習評価完全ガイドブック」という書籍の1つ授業内容を書かせていただきました。

たくさんの方の授業が参考になります。

この執筆にあたり、たくさんの方とZOOMで会議をしましたが、東京の中学校の進んだレベルがすごあったです。そして、この本の初めに全中理顧問 山口先生が触れられている「主体的に学習に取り組む態度」の学習評価とは何かが分かりやすく書かれています。

ぜひ手に取って、一読いただければと思います。

全国の主要な本屋さんでも販売していると思いますが、以下からも購入できます。


明治図書オンラン

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楽天市場

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【裏版】第69回全中理三重大会旅行記

 *この内容は、理科というよりも、「第69回全中理三重大会」の裏で、何があったかという内容が含まれます。気軽に読んでいただければと思います。 【初日(8月8日(火))】  うちの地域を10時半に出発!しかーし、家庭の事情で、指定していた便に乗れず、後の便の自由席へ変更(><)。座...